私、ecoが9月末の数日間、エクアドルのPlayasへ行き、筏と船員に会ってきました!
その時の報告をします。
私の滞在中に筏を海に運んでくれた大和と、協力してくれたPlayasの皆さんに感謝です。
あんな瞬間を体験できて、本当に嬉しかった。
~Playasへ~
今年の2月に完成してから、筏はビーチに置かれたまま。まだ海にも浮かんでいない。
今回の旅行で、密かに筏を海に運ぶ計画を勝手にたて、ギリギリにその計画を大和に伝えました。
せっかく現地まで行くので、何か前進できればと考えて。
これが、単純に筏を押して海に浮かべる、というものでない事を現地へ行き知りました。
こんなにも修繕・改修する必要があったなんて!!!
甘かった!
現地では、大和があちこちで声をかけられ、相当有名人であるらしかった。
ちょっと頼りないが、その人柄が現地で受け入れられているようだった。少し安心した。
~船員と対面~
・ぺぺ
私が現地へ行ったその前の日、船員としてフランス人・ぺぺ(エリック)が応募してきました。
彼は1年半の南米旅行中で、どこかの宿で船員募集のビラを見て申し込んできたという31歳。
とくに航海経験は無し。
小柄で、無口でおとなしいが、お酒が入るとよく喋るようになる。マユあたりのピアスが怪しい!
「おはよう」
とホッペ・キスしたらヒゲが刺さって相当痛かった(苦笑)
・ドラゴ
イタリア人・ドラゴは3ヶ月前から船員として参加してくれている。
話術に長け、お洒落な感じの57歳。ちょっと年齢がきになるところ。
今回彼に会ったが、まだ彼がどういう人物なのか良く分からなかったな。
~Playasで筏と対面~
筏がどんなものかずっと想像するだけで、実物をみたくて仕方ありませんでした。
その筏と初対面。
感想は、、、、、あ・・・なにコレは?!
迫力が全然無い!!!!
枯れ木の塊、と言っては失礼な表現ですが、建造してから日がたっているせいか、材木に生命が感じ
られず、迫力が無かった。
と、率直に感想を大和に言うと、筏にニスを塗ればマシになると言う。
で・誰が塗るの?
私がニス塗りをすることになってしまいました~!!!
最初はシブシブ、そのうちご機嫌でニス塗りを始めていると、
「ニスは船員が足を滑らせる!」
とドラゴからクレーム。ええっ、せっかく塗り始めたというのに!
でも、砂をニスに混ぜて筏に塗ればOKでました。良かった。
ニスを塗るごとに少しずつ筏の見栄えがよくなり、元気になるようで、塗っていて楽しかった。
~筏の修繕・改修~
筏を海に浮かべるために必要なこと。
・マストの補強
・ホパの取り付け
・アンカー取り付け
・床の修理
・グアラの取り付け
・セメントの重り作成
・その他(なんだったか忘れました・汗)
とにかく、こんな状態で海に浮かべられない!ということで上記の作業を開始!
現地・筏組合のカルロスとサンドカンというベテランを先導に、作業をすすめる。
私もアンカーにペンキ塗ったり、船籍登録番号を筏に書いたりと、とても邪魔になりながら手伝い。
作業中、ビーチの人々の見学がぞくぞくとあわらる!
「アンタ達、なにやってんの?」
みたいな感じで聞いてくる。
筏は、ビーチの人々にかなり興味を持ってもらえたようです。
「アンタ、筏乗るの?」
とよく聞かれました。いや、私は乗りません。。。。乗りたくなってきてるけど・汗。
~海に浮かべるその日~
9月29日(土)に筏を海に浮かべるべく、作業を続けてきました。
その当日、実はまだ作業は終わっていない。
早朝、朝食のパンを買いに出たところ、Playasのラジオ局のDJに会い、
「午前7時30分から出演しないか?」
とお誘いを受ける。
願ってもないこと!放送で筏を海に浮かべるため、筏を押してもらうよう協力を呼びかけられる!
他の、まだ寝ているメンバー(ぺぺ・ドラゴ)をたたき起こし、Playasのラジオへ生出演!!!
なんと、私も放送室へ侵入して放送を聞いていました!
でも、スペイン語なので全然何を話しているか分からず。ちょっとはスペイン語やっとくべきでした。
とにかく、筏を海に出す、ということは宣伝できたようです。
その後、筏の修繕作業を続ける。午後に潮が満ちる、そのタイミングまでになんとかせねば!
と材料の買出しや作業をしている3時頃、TV局の取材がやってきた!
筏に腰掛けて、船員全員がインタビューを受ける。
何故か、私もインタビューを受ける!しかし、エスパニョールは理解できないため、英語で
「Playasで一番好きな食べ物はナンですか?」
と聞かれて
「カングレーホ(マングローブガニ)!」
と答える。前日の夜、エクアドルの友人がカニを皆に振舞ってくれたのだ。
あれ?全然、筏と関係のないインタビューではない?まあ、いいか。
そうこうしてインタビューを受けていると、ぞくぞくと野次馬が増えてくる!!!
Playasのビーチ中の人が全て集まってきてるかと思うくらい、人は増える・増える!
辺りは異様な雰囲気につつまれだした。物売りまで来て、お祭り騒ぎに!
「今しかないでしょ!」
と大和が言う。
「筏を(海まで)押すの手伝ってもらえますか?」
そう周囲にお願いしてまわった!もちろん、エスパニョールで。
ここからの展開が早い早い!!
筏の下へ丸太を敷き、総勢50人くらいで筏に手を添え
「バモス(行こう)!」
という掛け声とともに、筏が少しずつ少しずつ海に近づいていった。
あまりの興奮と感激で、クラクラ。鼻がツーンと痛くなり涙出そうになった。
大和も凄い感激しているようだ、目がキラキラしてきてる。
そりゃそうだろう、自分が作った筏が、今海に浮かぼうとしてるんだ、一番嬉しいだろう。
ついに筏は海に浮きました。皆、万歳と拍手。
Playasの、皆さんのおかげです。Gracias★
ところが!
海上保安局がカンカン!局へ、筏を海に出す、と報告してなかったみたい。
「なんで報告してないんだよ(怒)!」(私)
「報告しようと思ったけど、急に筏を出すことになったから(怒)!」(大和)
私も大和もちょいイライラ。
頭から血の気が引きつつ、局にしょっぴかれてゆき、何やらエスパニョールでお叱りを受けるが、
最後は???笑って握手している?!
とにかく、丸く治まったようです。焦った~!!!
押してくれた人達に振舞うジュースを急いで買出しに行った。
お酒を振舞う予定だったが、エクアドルの国会議員選挙が明日に控えており、禁酒だという。
エクでは選挙前2日間は禁酒だそう。熱いラティーノが多いせいでしょうか。
ジュースを振舞ってる間、筏がどんどん沖に出て行く!
筏にはぺぺとカルロス・サンドカンが乗っている。筏を追いかけるべくボートを出してもらった。
浮いている筏に乗った。
乗船して驚いたことは、かなり安定していること。
確かに波はそれほど無いが、これなら航海に耐えられるんじゃないかと思った。
この大きな筏で、果たして操縦が出来るのかどうか。
それを確かめる為に、今から試験航海を始める。
筏から降り、私は機上の人となり、日本へ帰りました。
~~~~~~~~~~
筏を海に浮かべたことは、大きな一歩。
浮かべてこれで終わりではなく、こっからスタートすることになります。
無事に試験航海を行えるよう、祈ります。
その時の報告をします。
私の滞在中に筏を海に運んでくれた大和と、協力してくれたPlayasの皆さんに感謝です。
あんな瞬間を体験できて、本当に嬉しかった。
~Playasへ~
今年の2月に完成してから、筏はビーチに置かれたまま。まだ海にも浮かんでいない。
今回の旅行で、密かに筏を海に運ぶ計画を勝手にたて、ギリギリにその計画を大和に伝えました。
せっかく現地まで行くので、何か前進できればと考えて。
これが、単純に筏を押して海に浮かべる、というものでない事を現地へ行き知りました。
こんなにも修繕・改修する必要があったなんて!!!
甘かった!
現地では、大和があちこちで声をかけられ、相当有名人であるらしかった。
ちょっと頼りないが、その人柄が現地で受け入れられているようだった。少し安心した。
~船員と対面~
・ぺぺ
私が現地へ行ったその前の日、船員としてフランス人・ぺぺ(エリック)が応募してきました。
彼は1年半の南米旅行中で、どこかの宿で船員募集のビラを見て申し込んできたという31歳。
とくに航海経験は無し。
小柄で、無口でおとなしいが、お酒が入るとよく喋るようになる。マユあたりのピアスが怪しい!
「おはよう」
とホッペ・キスしたらヒゲが刺さって相当痛かった(苦笑)
・ドラゴ
イタリア人・ドラゴは3ヶ月前から船員として参加してくれている。
話術に長け、お洒落な感じの57歳。ちょっと年齢がきになるところ。
今回彼に会ったが、まだ彼がどういう人物なのか良く分からなかったな。
~Playasで筏と対面~
筏がどんなものかずっと想像するだけで、実物をみたくて仕方ありませんでした。
その筏と初対面。
感想は、、、、、あ・・・なにコレは?!
迫力が全然無い!!!!
枯れ木の塊、と言っては失礼な表現ですが、建造してから日がたっているせいか、材木に生命が感じ
られず、迫力が無かった。
と、率直に感想を大和に言うと、筏にニスを塗ればマシになると言う。
で・誰が塗るの?
私がニス塗りをすることになってしまいました~!!!
最初はシブシブ、そのうちご機嫌でニス塗りを始めていると、
「ニスは船員が足を滑らせる!」
とドラゴからクレーム。ええっ、せっかく塗り始めたというのに!
でも、砂をニスに混ぜて筏に塗ればOKでました。良かった。
ニスを塗るごとに少しずつ筏の見栄えがよくなり、元気になるようで、塗っていて楽しかった。
~筏の修繕・改修~
筏を海に浮かべるために必要なこと。
・マストの補強
・ホパの取り付け
・アンカー取り付け
・床の修理
・グアラの取り付け
・セメントの重り作成
・その他(なんだったか忘れました・汗)
とにかく、こんな状態で海に浮かべられない!ということで上記の作業を開始!
現地・筏組合のカルロスとサンドカンというベテランを先導に、作業をすすめる。
私もアンカーにペンキ塗ったり、船籍登録番号を筏に書いたりと、とても邪魔になりながら手伝い。
作業中、ビーチの人々の見学がぞくぞくとあわらる!
「アンタ達、なにやってんの?」
みたいな感じで聞いてくる。
筏は、ビーチの人々にかなり興味を持ってもらえたようです。
「アンタ、筏乗るの?」
とよく聞かれました。いや、私は乗りません。。。。乗りたくなってきてるけど・汗。
~海に浮かべるその日~
9月29日(土)に筏を海に浮かべるべく、作業を続けてきました。
その当日、実はまだ作業は終わっていない。
早朝、朝食のパンを買いに出たところ、Playasのラジオ局のDJに会い、
「午前7時30分から出演しないか?」
とお誘いを受ける。
願ってもないこと!放送で筏を海に浮かべるため、筏を押してもらうよう協力を呼びかけられる!
他の、まだ寝ているメンバー(ぺぺ・ドラゴ)をたたき起こし、Playasのラジオへ生出演!!!
なんと、私も放送室へ侵入して放送を聞いていました!
でも、スペイン語なので全然何を話しているか分からず。ちょっとはスペイン語やっとくべきでした。
とにかく、筏を海に出す、ということは宣伝できたようです。
その後、筏の修繕作業を続ける。午後に潮が満ちる、そのタイミングまでになんとかせねば!
と材料の買出しや作業をしている3時頃、TV局の取材がやってきた!
筏に腰掛けて、船員全員がインタビューを受ける。
何故か、私もインタビューを受ける!しかし、エスパニョールは理解できないため、英語で
「Playasで一番好きな食べ物はナンですか?」
と聞かれて
「カングレーホ(マングローブガニ)!」
と答える。前日の夜、エクアドルの友人がカニを皆に振舞ってくれたのだ。
あれ?全然、筏と関係のないインタビューではない?まあ、いいか。
そうこうしてインタビューを受けていると、ぞくぞくと野次馬が増えてくる!!!
Playasのビーチ中の人が全て集まってきてるかと思うくらい、人は増える・増える!
辺りは異様な雰囲気につつまれだした。物売りまで来て、お祭り騒ぎに!
「今しかないでしょ!」
と大和が言う。
「筏を(海まで)押すの手伝ってもらえますか?」
そう周囲にお願いしてまわった!もちろん、エスパニョールで。
ここからの展開が早い早い!!
筏の下へ丸太を敷き、総勢50人くらいで筏に手を添え
「バモス(行こう)!」
という掛け声とともに、筏が少しずつ少しずつ海に近づいていった。
あまりの興奮と感激で、クラクラ。鼻がツーンと痛くなり涙出そうになった。
大和も凄い感激しているようだ、目がキラキラしてきてる。
そりゃそうだろう、自分が作った筏が、今海に浮かぼうとしてるんだ、一番嬉しいだろう。
ついに筏は海に浮きました。皆、万歳と拍手。
Playasの、皆さんのおかげです。Gracias★
ところが!
海上保安局がカンカン!局へ、筏を海に出す、と報告してなかったみたい。
「なんで報告してないんだよ(怒)!」(私)
「報告しようと思ったけど、急に筏を出すことになったから(怒)!」(大和)
私も大和もちょいイライラ。
頭から血の気が引きつつ、局にしょっぴかれてゆき、何やらエスパニョールでお叱りを受けるが、
最後は???笑って握手している?!
とにかく、丸く治まったようです。焦った~!!!
押してくれた人達に振舞うジュースを急いで買出しに行った。
お酒を振舞う予定だったが、エクアドルの国会議員選挙が明日に控えており、禁酒だという。
エクでは選挙前2日間は禁酒だそう。熱いラティーノが多いせいでしょうか。
ジュースを振舞ってる間、筏がどんどん沖に出て行く!
筏にはぺぺとカルロス・サンドカンが乗っている。筏を追いかけるべくボートを出してもらった。
浮いている筏に乗った。
乗船して驚いたことは、かなり安定していること。
確かに波はそれほど無いが、これなら航海に耐えられるんじゃないかと思った。
この大きな筏で、果たして操縦が出来るのかどうか。
それを確かめる為に、今から試験航海を始める。
筏から降り、私は機上の人となり、日本へ帰りました。
~~~~~~~~~~
筏を海に浮かべたことは、大きな一歩。
浮かべてこれで終わりではなく、こっからスタートすることになります。
無事に試験航海を行えるよう、祈ります。
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